博士になった象鉛筆の戯言

北関東に生息する博士研究員の独り言をご覧あれ。

昆虫食へのいざない~コオロギ編~

こんばんは!

Dr. SSLです。

 

最近は会議や出張が多く、若干忙しい気もするのですが、そんな状況に「ドクターらしさ」を感じ、嬉しい気もします。

 

さてさて気が付いたらもう空気はすっかり秋ですね。

真夏の良い騒々しさが遥か昔のようです。

秋といえば、読書の秋、スポーツの秋...だけでなく、

食欲の秋!

これが一番重要ですね。

と、いうことで今回は二度目の昆虫食レポの記事を描きたいと思います。

 

今回の食レポ対象は...

コオロギ!!

コオロギ - Wikipedia

 

以下、目次になります。

 

 

1. コオロギとの出会い

コオロギは基本どこにでもいますね。

くさむら道路、ベランダ、トイレ等々...。

 

私が今回コオロギを捕獲した出会った場所は何と実験棟

液体窒素をわちゃわちゃやっている時に、

視角の270°ぎりぎりのところに黒いものの存在を確認。

 

(GO★KIか?)

 

とも思いましたが追ってみると違う模様。

彼はなんとコオロギでした。

 

おやおや何とかわいそうに。

こんなところに入ったばっかりに、

ごちそうになってしまうなんて...。

 

非常にすばしっこいのと、周辺が実験装置や計測線等でごった返していたということもあり、捕獲には非常に苦労しましたがかなり長いこと戯れてしまいましたが、

何とか私の前にひれ伏せさせることができました。

 

2. 調理~コオロギのホットプレート焼き~

(とりあえず動きを止められたのはいいものの、こいつをどう調理しようか...。)

 

私は考えました。

すぐにでも調理して食したいのにもかかわらず、実験棟を離れられない。

 

すると丁度良いところに実験用のホットプレートを発見

 

(こいつを使おう。)

 

私はそう決意しました。

 

とりあえず活〆をと思い、

「待ってました!」かのように丁度良く置いてある液体窒素のタンクにコオロギを投入

 

調理中に苦しめないよう、一瞬で絶命させたのはせめてもの情け。

 

その後ホットプレートの上でコオロギをじっくり焼く。

段々と海鮮系...例えるならば、海沿いの町の出店から漂ってくる海鮮串焼きのような食欲をそそる香りが鼻をくすぐりました。

 

表面が軽く焦げたかな?(元が黒っぽいのでよくわかりませんが自己判断で)と思ったところで調理は終了。

 

3. 実食

いざ実食。 

香りから推測するにバッタと同様、エビの唐揚げを思わせるような触感、そして味わいが目立つと思っていました。

 

が、コオロギには(良い意味で)大きな裏切りを見せつけられました。

 

まず中身が詰まっており非常にジューシー

そして味はバターで炒めた豆のような濃くも優しい味

これはまさしく「コオロギ味」と呼ぶべき。

 

調理中の香りは「俺はコオロギだ。」といわんばかりに主張が強かったにもかかわらず、味わいは非常に上品で、そのギャップに驚かされました。

触感も充実して食べ応えもあるので大満足の星5つ

 

4. おわりに

今回頂いたコオロギ。

想像していたよりも遥かに美味しく、コオロギの新たな可能性に驚かされました

インターネットで色々と探してみると、食用のコオロギ単体やコオロギパウダーなんてものが簡単に手に入るようです。

「ミックスバグ」なんてもうミックスナッツ的なノリですね笑。

本ブログを読んで「コオロギを食べてみたい!」と思ったけれども、

虫を捕まえるのが苦手だったり、寄生虫が心配だったりする方はこちらで一度お試しいただくとよいでしょう。

ただ、これらの商品を試したことが無いためあまり強くは言えませんが、

やはり新鮮なものを、新鮮なうちに調理したものが一番美味しいでしょう。

 

夏が旬の虫は他にもいて、私もたくさん食しましたが、

次は秋が旬の虫の記事を書けたらなとも思っています。

 

それではまた!