博士になった象鉛筆の戯言

北関東に生息する博士研究員の独り言をご覧あれ。

南フランスでの生活~Orcièresでのスキー~

こんばんは!

Dr. SSLです。

 

最近実名のホームページを作る、

もしくはTwitterアカウントの名前を実名にすることを考えていたりするのですが、

自分の場合ひょんなことで敵を増やしそうなので留まっている次第です。

 

さて本日は1.5か月ぶりくらいのブログ更新となり、

タイトル通りスキーに行った時の記事を書きます。

 

 

あまり気負いすぎると面倒くさくなるタイプの人間なので、

今回は目次も付けずに写真とコメントを並べていきます。

 

ちなみに今回(3月の話笑)スキーをしに行った場所は、

私が住むaix-en-provenceという街から3時間ほど車で北上したところにある、

Orcièresという場所です。

www.orcieres.com

春先ならば4月初めまでならスキーができるそうで、

スキーのシーズン外はスキー山がハイキングコースとして使われたり、

敷地内をジップラインで駆け巡るようなイベントが行われたりもするそうです。

 

さてそれでは写真を並べていきます。

 

f:id:drssl:20190607054225j:plain

まだ日も出ぬ早朝4時。いつもの街の賑やかさも冬の静けさに埋もれているようである。

f:id:drssl:20190607054228j:plain

f:id:drssl:20190607054227j:plain

出発して1時間ほど経過したところでついたのがサービスエリア。「フランスのサービスエリア!」と気分が高揚してきたところではあったが、特に日本のものと変わりはない。しいて言えば、あの不味そうだが魅かれる醤油ラーメンが置いていないくらいか。

f:id:drssl:20190607054234j:plain

f:id:drssl:20190607054236j:plain

道を走り続けて2時間弱、ようやく見えてきたのが雪山。

f:id:drssl:20190607054240j:plain

f:id:drssl:20190607054235j:plain

ついに到着したOrcieres。周りを見渡す限りは雪山で、攻め込まれづらい場所という印象。

f:id:drssl:20190607054245j:plain

f:id:drssl:20190607054247j:plain

長いエスカレーターに乗り、とりあえずスキーのレンタルを。

ちなみにこの場所ではスキーのレンタルショップは数件ありました。
私が使ったところは、レンタル代が€20と激安。

途中でスキー板およびヘルメットが粉砕するのではとの危惧もありましたが、

ちょっと板が重いという点以外は問題もなく。

 

ウェアの貸し出しは無かったので、予想通り私服で滑ることに。

 

f:id:drssl:20190607054253j:plain

いよいよ13年ぶりのスキーへ。

いくら13年ぶりとはいえ、事故で死んでしまってはまだ困るので、

(とりあえずハの字。とりあえずハの字。とりあえずハの字。とりあえずハの字。とりあえずハの字。とりあえずハの字....)

と自分に言い聞かせる。

 

f:id:drssl:20190607054256j:plain

リフトに乗って5分ほど経過した地点。強い吹雪が。

f:id:drssl:20190607054302j:plain

f:id:drssl:20190607054306j:plain

さらに10分ほどリフトに乗り続けると、やがて雪が舞うようになり。

景色は素晴らしく、空に浮かぶ雪の塊の上にいるような気分。

自然の壮大さに自分を照らし、その小ささを噛みしめる。

それゆえに自分は今、点に過ぎないのだ、この銀世界のちっぽけな構成粒子となっているのだと。

そんなことをほやほやと考えた。

 

実際に滑ってみると...ほんとにまぁ酷いもんだ。

いくらブランクが長かったとはいえ、転ぶというレベルじゃない。

加えて中級コースと書いてあるのに、これは日本でいう上級のそれ。

雪上地獄。

 

とりあえず生きて降りることを目標に。

 

f:id:drssl:20190607054330j:plain

何とか降りきって滑ることには慣れたので次のコースへ。こちらは少し雪が解け始めている...?

f:id:drssl:20190607054336j:plain

f:id:drssl:20190607054343j:plain

半日滑って体力を著しく消耗したのでお昼ご飯を食べることに。

こんな単純で美味しくもないパスタが体にしみる

緊張と酷使で疲れ果てた体に"何か"が吸収されていくのを感じる。

この世に生を受けた物として、”食べる”ということを実感しました。

f:id:drssl:20190607054341j:plain

回復したら再滑り開始。

f:id:drssl:20190607054742j:plain

折角なので記念撮影。このようなパーカーと布パンツというスキーをする上では絶望的な恰好をしている者は自分以外に誰一人として見かけなかった。

f:id:drssl:20190607054344j:plain

日が暮れた頃にお開き。自然と一体となれた素晴らしい時間であった。

場所は本当に素晴らしく、

こんな贅沢な時間の過ごし方があるもんだと幸せに浸りました。

 

その時はまだ、

精神のすり減った大腿筋が悲鳴をあげようとしている事など、

到底考えてはいなかった...。

 

おやすみなさい。