博士になった象鉛筆の戯言

北関東に生息する博士研究員の独り言をご覧あれ。

自由にカスタマイズ可能な眼鏡の試作

こんにちは!

Dr. SSLです。

 

お盆休みも終わり、少々憂鬱な時期でしょうか?

 

さて本日は眼鏡の工作についてのお話をしたいと思います。

 

眼鏡ってありますよね。

私も最近視力が落ちてきてお世話になっております。

 

ただ通常の眼鏡の不便だなと思うことがありまして、それは

・レンズの交換が面倒

・テンプル(眼鏡の耳をかけるところ)の交 換が自由でない

です。

 

視力が変化したときにレンズの度を変えたいという場面もあると思いますが、その際は大体お店に行ってお願いしなければなりません。

最近はブルーライトカット専用の眼鏡なんてのもありますが、レンズだけ切り替えできれば便利ですよね?

 

また、テンプルの部分の交換についてですが、現在ある眼鏡のほとんどは、テンプルとフレーム部分が一体となってしまっているので、中々交換が難しい。

最近は眼鏡はファッションアイテムとしての価値も持ち始めたので、好きなテンプルを好きな時に簡単に取り付けられたらちょっと嬉しいですよね?

 

そこでそういった眼鏡があるかをJINSさんのホームページで探してみました。

 

すると2つほど面白い眼鏡がありました!

 

1つはSwitch Temple Airframeです。

テンプルを替えられるメガネ Switch Temple Airframe | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね)

詳しくはリンク先で見ていただければと思いますが、こちらはテンプル部分が脱着可能なものとなっております。デザインも綺麗ですし、結合部の不自然さもありませんが、固定方法的に強度(壊れるか壊れないか)が心配です。

 

また2つ目はJINS Switchです。

JINS Switch(ジンズスイッチ) | JINS - 眼鏡(メガネ・めがね)

こちらもリンク先要参照ですが、通常のレンズの上に覆い被せるように遮光レンズを取り付けることが可能で、サングラスと眼鏡を簡単にswitchできるものになっています。1つで2機能兼用というのは嬉しいですが、欲を言えばもう少し簡単に直接的にレンズを交換出来れば、眼鏡の用途別の調整もやり易くなるかと思います。

 

以上の2つの眼鏡が既にあるわけですが、

今回私は、

・テンプル部が壊れる可能性の減少

・より自由なレンズ交換機構の実現

という点に着目し、アイデアを元にそのような眼鏡の型を試作してみました。

 

使用材料はネオジム磁石、厚紙、アルミ線です。どれも100均で手に入るものです。

 

それでは試作の行程をざっくりと紹介致します。

 

①テンプル部の製作

厚紙に展開図を書き、切り抜きます。今回はフレームやテンプル自体の破損防止のためとして、脱着の機構を磁石を作ったものにしようと考えておりました。下の写真の穴がフレーム部分との結合部になるところでして、穴の真下にネオジム磁石が来るようになっております。
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最後にのりしろ部分に接着剤を塗って、組み上げて完成です。

 

②フレーム部の作製

こちらも同様に、事前に書いた展開図通りに厚紙を切り抜きます。下の写真がフレーム部のパーツの型です。f:id:drssl:20180816134949j:image

右上が組み上げたものです。これを2つで1つのレンズを挟むような機構を作りたいため、同じものを4つ(2×2レンズ分)作りました。

 

③全パーツの組み上げ

①、②のパーツ以外にも鼻当て部分、レンズ部分、その他調整用部品を作り、結局下の写真のようになりました。f:id:drssl:20180816135555j:image

テンプル部とフレーム部は磁石で簡単にしっかりと固定ができます。

またレンズ部分は、写真の真ん中上部付近に見えるレンズ(仮)を挟み込めるような機構になっており、自由にレンズの取り外しが可能です。

試しに全パーツをドッキング!

...すると下の写真のようになります。f:id:drssl:20180816135918j:image

友達に言われた感想が、

「キ◯レツの眼鏡みたい(笑)」でした。

ただ今回はアイデア内の機構の再現が目的でしたので、デザインに関してはスルーします。

 

この眼鏡であれば、既存のテンプル脱着可能な眼鏡よりも破損の可能性が減りますし、レンズ自体の交換も手軽に行えるようになると思います。

 

テンプル部が手軽に取り外し可能ならば、

ストラップやスマホケース的な感覚で、

何かとのコラボだったり、期間限定のデザインなんかを出すことで、より眼鏡というものに付加価値を与えられるかと思います。

またレンズの取り外しが自由ならば、

電子レンズなんかも取り外しできるようにして、生活用、サングラス用、PC作業用、Goo◯le Glass用が全てオールインワンのようにできるかもしれないですね(そもそも家庭用の眼鏡やサングラス等が必要なくなる可能性も十分にありますが)。

 

そんなこんなで今回は眼鏡の工作のお話でした。

それでまた。